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今回は、マニャーナの法則の2つの原則と3つのステップをお伝えします。
- マニャーナの法則の2つの原則
- マニャーナの法則を取り入れる3つのステップ
- 『仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版』の紹介
あなたは、マニャーナの法則を知っているでしょうか?
「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方に基づいた、究極の仕事術のことです。
『仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版』には、すぐにでも取り入れられるノウハウと、それを実践するためのエクササイズがたくさんあります。
読んだ次の日に「マニャーナの法則」を実践すると、仕事の効率が上がっていくのを感じることができるはずです。
タスク管理とタイムマネジメントを改善したいと思っている方は、この本を読んでマニャーナの法則について学んでみませんか。
※この記事は6分ほどで読めます。6分後には、マニャーナの法則について理解が深まっています。
- 2つの原則と3つのステップ
- 3段階の緊急レベル(この記事)
タップできる目次
マニャーナの法則の2つの原則
急に頼まれた上司からの仕事、クライアントからの問い合わせなどの仕事が発生したときに、あなたはすぐに手をつけようとしていませんか?
自分のリズムで仕事に取り組むことができなれけば、“忙しいだけの仕事” に振りまわされ、“本当の仕事” に集中することができません。
マニャーナの法則は、タスク管理とタイムマネジメントの土台となる仕事術です。
「仕事との距離感」と「マネジメント・ツール」を2つの原則とするマニャーナの法則を使うことで、”本当の仕事” に集中することができます。
- 原則1 新しく発生した仕事は「明日やる」を基本にする
- 原則2 クローズ・リストを使う
新しく発生した仕事は「明日やる」を基本にする
マニャーナの法則には、「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という基本理念があります。
これは「1日に発生する仕事を集めて、必ず次の日にやる」と捉えることができます。
新しく入ってきた仕事に場当たり的に対応するのではなく、自分とその仕事との間に距離を置くことが重要です。
一度「距離を置くこと」、そして「仕事の整理をすること」、それが優れたシステムの基本です。
ここで言う「距離を置くこと」は、「バッファーを設ける(=ゆとりを持つ)」と言い換えることができます。
つまり、「明日やる」を基本とするマニャーナの法則では、常に仕事に1日分の「バッファー・ゾーン」を設けることを原則としています。
クローズ・リストを使う
クローズ・リストとは、「ここまで!」と仕事を制限(クローズ)するラインが引かれたリストのことです。
一度クローズしたら、基本的に新しい仕事の追加はできないという特徴があります。
クローズ・リストの典型は「チェックリスト」です。
食材を買い出しにいくときのメモをイメージすると分かりやすいでしょう。
- 牛肉のこまぎれ
- じゃがいも
- 人参
- 玉ねぎ
- しらたき
つまり、このメモは買うものが制限(クローズ)されているのです。
対して、制限を示すラインがないものを「オープン・リスト」と言います。
いくらでも仕事の追加ができるのが特徴です。
オープン・リストの典型には、タスク管理・タイムマネジメントの定番として有名な「TO DOリスト」があります。
仕事のリストアップに適している反面、仕事をコントロールする手法には向いていません。
1日の終わりに、朝よりも「未完了の項目」が増えているといった経験をしたことがありませんか?
クローズ・リスト | オープン・リスト |
基本的に新しい項目の追加はできない | いくらでも項目の追加ができる |
チェックリスト | TO DOリスト |
やり残しがなくなる(対処できる) | 仕事が終わらない(増えてしまう) |
TO DOリスト(オープン・リスト)で仕事を一覧化して、チェックリスト(クローズ・リスト)で仕事を処理していくと、全体の仕事量を適切に保ち、やり残した仕事に対応することができます。
マニャーナの法則を取り入れる3つのステップ
マニャーナの法則を仕事に取り入れるときは、3つのステップを踏んでください。
- ステップ1 今日、新たに発生した仕事を集めておく
- ステップ2 仕事を類別する
- ステップ3 類別した方針に従って、翌日まとめて処理する
メールの処理の場合
件名を見て緊急度の高そうなものから処理していき、最後に残ったダイレクトメッセージなどをまとめて削除すると効率的ですね。
電話のメッセージへの対応の場合
内容次第で、「今日中に」か「明日やる」かを判断しましょう。
書類の処理の場合
「明日やる」を原則にして、すばやくチェックをして時間をかけないようにしましょう。
メール・電話・書類の3つを例にしましたが、どんな仕事でも3つのステップを踏むことで、マニャーナの法則を取り入れることができます。
もう一度、3つのステップを確認しておきましょう。
- ステップ1 今日、新たに発生した仕事を集めておく
- ステップ2 仕事を類別する
- ステップ3 類別した方針に従って、翌日まとめて処理する
『仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版』の紹介
「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方が根底にある。
出典:仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版 カバーそで
本書では、タスク管理と時間管理(タイムマネジメント)を学べますが、それらのノウハウを学ぶ目的は「 “忙しいだけの仕事” を捨てて、チャレンジングな “本当の仕事” に集中する」というビジネスの本質にあります。
本書の構成
『仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版』は、3部構成になっています。
- 第1部(1〜7章) タイム・マネジメントの基本的考え方
- 第2部(8〜12章) マニャーナの法則
- 第3部(13〜17章) さらに優れたシステムへ
第1部でタイム・マネジメントの基本的な考え方を、第2部で本書の軸となる「マニャーナの法則」「WILL DO リスト」などのタスク管理に役立つアイデアを、第3部で「ダッシュ法」などの発展的なアイデアを学ぶことができます。
まずは、第2部までの内容をくりかえし学んでマニャーナの法則の基礎を身につけてから、第3部の「ダッシュ法」「期限の効果」「ラベリング」を実践するとよいでしょう。
第1部 タイム・マネジメントの基本的考え方
- 第1章 ”理性の脳”と”衝動の脳”
- 第2章 問題はシステムで解決する
- 第3章 機能するシステム・7つの原則
- 第4章 「効率」=「創造力」×「整理」
- 第5章 TODOリストと優先順位の限界
- 第6章 「忙しいだけの仕事」を捨てる
- 第7章 緊急の仕事を見分けよう
第2部 マニャーナの法則
- 第8章 最強のマネジメント・ツール「クローズ・リスト」
- 第9章 究極の仕事術「マニャーナの法則」
- 第10章 タスク・ダイアリーとデイリー・タスク
- 第11章 最優先の仕事をファースト・タスクにする
- 第12章 WILLDOリスト vs TODOリスト
第3部 さらに優れたシステムへ
- 第13章 大切な仕事の先送りをなくす
- 第14章 ダッシュ法で圧倒的集中力を手に入れる
- 第15章 ダッシュ法をカスタマイズする
- 第16章 プロジェクトをやり遂げる
- 第17章 仕事術を超えて達人の境地へ
著者「マーク・フォスター」について
英国のビジネス・コーチ。主に企業幹部・個人事業主を対象に、仕事の能率に関する独自のコーチングを行う。本書の原書『Do It Tomorrow and Other Secrets of Time Management』は画期的なタイム・マネジメントの書としてベストセラーになった。
出典:仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版 著者紹介
翻訳者「青木 高夫」について
1956年、東京都生まれ。HONDAにて自動車産業に関わるルールメーキング、リスクマネジメント、コーポレートガバナンス関連の対応を主管したほか、海外駐在時は販社開発・M&A等を行う。マネジメント、マーケティングなどの研究で発掘した欧米のビジネス書を翻訳・紹介しつつ、国内外の政府のルールメーカーやビジネスパーソンと広く交流している。専修大学大学院客員教授。著書に『なぜ欧米人は平気でルールを帰るのか』『日本国憲法はどう生まれたのか?』(ディスカヴァー選書)『白州次郎に学ぶビジネスの教科書』(講談社)がある。
出典:仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版 翻訳者紹介
- マニャーナの法則は、タスク管理とタイムマネジメントの土台となる仕事術
- 新しく発生した仕事は「明日やる」を基本にする
- クローズ・リストを使うと、全体の仕事量を適切に保ち、やり残した仕事に対応することができる
- 3つのステップを踏むことで、マニャーナの法則を仕事に取り入れることができる
この本を読んだ次の日からマニャーナの法則を実践していますが、仕事の効率が格段に上がりました。
仕事に追われることをやめ、逆に仕事をコントロールできるようになりたいのであれば、『仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版』を読んでみるべきです。
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