【2019年のおすすめ本】今年読んでよかった14冊を紹介【建築・ビジネス・趣味など】

DOLLY

今年は48冊の本を読みました。
その中から2019年のおすすめ本を14冊紹介します。
この記事の内容
  • 2019年のおすすめ本【建築・不動産】
  • 2019年のおすすめ本【ビジネス・キャリア】
  • 2019年のおすすめ本【趣味・実用・その他】

今年は小説などのエンタメ書籍をあまり読んでいなくて、建築本・ビジネス書・Web関連書籍をよく読んでいたようです。

「建築・不動産」、「ビジネス・キャリア」、「趣味・実用・その他」の3つのカテゴリーに分けて、読んでよかった14冊の本を紹介します。

興味を惹かれる本があれば、ぜひ読んでみてください!

 

※この記事は6分ほどで読めます。あなたが読みたくなる本が見つかれば幸いです。

Amazon Primeがお得

本を注文する場合、送料無料&最短翌日配達のAmazon Primeがお得です。
学生の方は、さらに会費半額&6ヶ月無料のPrime Studentをどうぞ。


気になる本を見てみる

2019年のおすすめ本【建築・不動産】

検証 平成建築史

平成から令和に元号が変わった2019年
歴史的にも区切りがついたことで、平成の建築史がまとめられました。

著者は、建築家の内藤廣と日経アーキテクチュアです。
PART1「災害・事件・社会」編、PART2「建築デザイン」編に分けて、内藤さんへのインタビュー形式で進められます。
世間をにぎわせた「新国立競技場問題」にもふれられているので、オリンピック開催前に読んでおくのもいいでしょう。

この記事を読んでいる大学生~20代後半の社会人は、平成に生まれ平成とともに育ってきました。
これからも建築にたずさわって生きていくなら、自身のバックボーンとなる時代における建築業界の歴史を知っておいて損はありません。

建築と不動産のあいだ

創造系不動産株式会社を運営する高橋寿太郎さんによる書籍
経営理念・ブランドコンセプトである『建築と不動産のあいだを追及する』の一端をまためたのが本書です。

建物づくりには六つのフェーズ「V(ビジョン)・F(ファイナンス)・R(不動産)・D(設計デザイン)・C(施工)・M(マネジメント)」があり、従来のフローでは不動産(VFR)と建築(DCM)で分断されているとします。
そこで、お互いの領域を横断する「建築不動産フロー」の有用性を示しています。

不動産の価値を最大限引き出すことで顧客の利益を創造しようという考え方を学べる1冊です。
建築と不動産の双方にとって可能性を見出すことのできる内容なので、どちらの業界にいても読んでみるべきではないでしょうか。

不動産プランナー流建築リノベーション

著者である岸本千佳さんが自ら名乗る「不動産プランナー」という肩書き
あまり聞き慣れない言葉だと思います。

私はこの本を読んで、岸本さん(不動産プランナー)の職能は「不動産をデザインすること」だと感じました。
ここで言う「デザイン」の対象は、ハードとしての不動産だけでなく、ブランディング・運営法(マネジメント)を含んでいます。
不動産を有効に活用するためには、むしろ、後者のソフト面のほうが重要であるのではないかという気づきを得られました。

本書でもふれられていますが、建築を学んではいるものの自分の行き先が見えないという方は、設計にこだわらず、視野を広げて他の職種に目を向けてみてください。
もちろん不動産でなくでも構いませんが、この本を読むことでヒントが得られるかもしれません。

正直不動産

不動産営業マンを主人公にした異色の漫画です。

この業界には“千三せんみつ”って言葉がある。
千の言葉の中に、真実はたった三つってことだ。
正直者がバカを見る。嘘ついてなんぼのイカレた世界・・・
それが不動産の営業だ。

出典:正直不動産 1巻

このように語る主人公の永瀬財地は、とある出来事がきっかけで嘘がつけなくなります。
タブーとされる裏事情までをも正直に話してしまうようになった永瀬が奮闘する様を描きながら、不動産業界のダークサイドを見せています。

すでに紹介した2冊の本を読んで、不動産について興味が湧いたときにこの漫画を知りました。
この漫画だけで不動産業界について学ぼうと思ってはいけませんが、ひとつのフックとして漫画から入ってみるのもいいのではないでしょうか。

2019年のおすすめ本【ビジネス・キャリア】

仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版

建築キャリアサロンでおすすめされたタスク管理についての本です。
もっと早く出会っていたかった1冊で、新入社員時代の自分におすすめしたい!

タスク管理についての本は何冊も読みましたが、どれも実践と継続がむずかしいものばかりでした。
それに比べて「マニャーナの法則」は、実践と継続のハードルが低く、仕事に取り入れやすいという特徴があります。

タスク管理とタイムマネジメントを改善したいと思っている方に、ぜひ読んでいただきたいです。

マニャーナの法則について詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。

コンサル一年目が学ぶこと

こちらの本も、同じく建築キャリアサロンで紹介されていました。

「できるプロフェッショナルに共通する一生モノのベーシックスキル30!」と称して、コンサルティング会社の出身者にインタビューをした内容をもとに、本人もコンサル出身である著者の大石哲之さんが、普遍的に役立つスキルを紹介しています。

第1章「話す技術」、第2章「思考術」、第3章「デスクワーク術」、第4章「ビジネスマインド」に分けられており、気になるスキルをかいつまんで読むこともできます。
まずは全編をざっと通し読みをしてから、引っかかったところを深堀りするのがおすすめ。

仕事で壁にぶつかることがあったときに読めるよう、側に置いておきたい1冊です。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

2人に1人が転職する時代と言われているが、いざ自分事として転職を考えるとわからないことだらけではないでしょうか。
私は何から手をつければいいのかわかりませんでした。

この本では、小手先の転職ノウハウではなく、キャリアの方向性を決める際の判断軸となる「転職の思考法」を学ぶことができます。
また、自身の「市場価値」についても考えさせられます。

この本は、転職に関するあらゆる不安や葛藤に寄り添うため、物語形式を採用しました。
主人公・青野の行動を追うことで実際の転職に必要なことすべてを習得できるように設計されています。

出典:このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 はじめに

「実際の転職に必要なことすべてを習得できる」というのは、正直なところオーバーに書かれているようには思いますが、掛け値なしにおすすめできます。
転職が頭によぎったら、まず手にとってほしい1冊です。

転職と副業のかけ算

ジョブホッパーとして有名なmotoさんの初めての著書
サラリーマンと副業を掛け合わせたハイブリッドの働き方を示しています。

副業元年と言われたのは2018年ですが、ニュースなどでも取りあげらるようになり、表沙汰になってきたのは2019年ではないでしょうか。
本業でつちかった知識・スキルを副業に活かすことで、生涯年収を最大化するという考え方を知ることができます。

motoさんはnoteでも有益な情報を発信しているので、本書とあわせてチェックしてほしいです。

仕事選びのアートとサイエンス

この本は、建築ライターのロンロ・ボナペティさんがブログで紹介されていたのをきっかけに読んでみました。

興味を惹かれたのは、第2章「従来のキャリア戦略の問題」と第4章「「攻め」の転職と「逃げ」の転職」
「好き」と「憧れ」を混同する危険性についてや、「攻め」と「逃げ」の転職タイプについてなど、キャリア設計の基礎から実践までをバランスよく見つめることができます。

ロンロさんは【建築学生のための就職相談】このまま建築業界に進んでいいのか?と一度でも思ったら読む本2選というタイトルの記事で紹介されていますが、就職活動を控えている方・転職を考えている方であれば、どなたでも参考になるはずです。

2019年のおすすめ本【趣味・実用・その他】

純喫茶の空間

「なぜか喫茶店の空間が好きなんだよなぁ」
そんなあなたに手にとってほしい1冊です。

私が純喫茶の世界に夢中になった一番の理由は「そこでしか味わうことのできない空間」でした。
最も惹かれるのは、店主の人生を懸けたといっても過言ではないこだわりを詰め込み、華美でありながらも時に唸らされるような緻密な細工など、現在では決して再現できない内装のもとで飲む1杯のコーヒーの楽しさです。
思わずうっとりしてしまう34の美しい純喫茶世界を一緒に覗いてみませんか?

出典:純喫茶の空間 はじめに

東京にある34の純喫茶の空間を、インテリア(内装)という視点で紐解いています。
マスターのこだわりが垣間見える素敵な空間ばかりで、読むというより眺めて楽しみたくなります。

観察の練習

著者の菅さんは、日常から何気ないワンシーンを切り取って、そこから気づきを得るという「観察の練習」を習慣にしています。
本書では、その「観察の練習」の56の事例がまとめられています。

まずは1枚の写真をみて、その写真が捉えた違和感が一体何なのかを考えます。
その後に、菅さんが気づいた違和感に関する短い文章を読むことで、思考をトレースします。

写真の解釈に正解はなく、目の前の事象を観察して考えてみるということが重要なポイントです。
本書を読んで観察の練習をしてみることで、日常生活から何か気づきを得ようというクセをつけることもできます。

言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか

今年のM-1、面白かったですね。
優勝したミルクボーイの1本目のネタ「コーンフレーク」には爆笑してしまいました。
できれば、かまいたちに優勝してほしかったんですけどねぇ。

2018年に引き続き、今年も審査員をつとめたナイツ・塙さんが、現代漫才論をまとめたのが本書です。
漫才師の聖典とも言われるDVD『紳竜の研究』・書籍『自己プロデュース力』に続く、令和の漫才バイブルと称されています。

お笑い好きでなくとも楽しめる理由は、戦略論が書かれているから。
アーキテクチャーフォトの後藤さんもおすすめしています。

読みたいことを、書けばいい。

一時期、ブロガー界隈で話題になっていた本書は、どのような形であれ文章を書いている人にとっては刺さる内容があるのではないでしょうか。

文章術の本として読むのはおすすめしませんが、文章を書くための心構えやヒントを見つけることができるかもしれません。

折にふれて読み直したい1冊です。

10年つかえるSEOの基本

ブログを運営していると、必要としている人に自分が書いた記事を読んでほしくなります。
そうすると気になってくるのが、SEO(検索エンジン最適化)

Googleのアップデートがある度にさまざまなSEOノウハウが巷に流れますが、大切なのは根幹となるSEOの考え方です。
その考え方を身につけるためには、入門書として本書を読むことをおすすめします。

SEOの基本を知りたいという方は、他のSEO関連本を読む前にこの本を読んでみてください。


今すぐ注文する