DOLLY
- ナインアワーズ赤坂は先進的なカプセルホテル
- ナインアワーズ赤坂の宿泊レポート
- ナインアワーズ赤坂の情報
※この記事は2分ほどで読めます。2分後には、ナインアワーズ赤坂の情報が手に入っています。
ナインアワーズ赤坂は先進的なカプセルホテル
ナインアワーズは、短時間の滞在に特化した都市型のカプセルホテルです。
宿泊の機能を「シャワー」「睡眠」「身支度」の3つにフォーカスすることで、その他のムダを一切そぎ落としています。
それぞれの行為を時間に置き換えると、その合計が「9時間(=nine hours)」となることが名前の由来です。
出張や旅行、あるいは残業。都市の宿泊に必要な機能とはなんでしょうか。
古い一日から新しい一日へのリセット。そこには、3つの基本行動が存在します。
汗を洗い流す。眠る。身支度をする。
私たちは、この3つの行為を時間に置き換え、1h(汗を洗い流す)+7h(眠る)+1h(身支度)としました。
この最もシンプルな宿泊の概念を基に、「9h」は都市生活にジャストフィットする宿泊の機能と、世界に類を見ない新しい滞在価値を提供します。
出典:9h(ナインアワーズ) コンセプト
ナインアワーズとして、初の建築プロジェクトとなる「ナインアワーズ赤坂」の設計をしたのは、建築家の平田晃久さん
村野藤吾賞を受賞した群馬県の「太田市美術館・図書館」や、東京にある「Alp」や「Kotoriku」などの独創的な集合住宅が代表作品としてあげられます。
プロダクト・スリーピングポッドのデザインは、ナインアワーズの立ち上げ時からクリエイティブディレクションにたずさわってきたプロダクトデザイナーの柴田文江さん
館内のサインなどのグラフィックデザインは、グラフィックデザイナーの廣村正彰さん
コンセプトを体現するために、館内の細部に至るまで統一されたシンプルさが求められるので、その道のプロたちが結集しているのは必然と言えるでしょう。
よくあるカプセルホテルとは違って、ナインアワーズ赤坂が「先進的なカプセルホテル」として成り立っているのも納得です。
ナインアワーズ赤坂の宿泊レポート
アプローチを抜けて館内に入ると、左手のコーヒースタンドが目に入ります。
直進した先にあるこじんまりとした受付カウンターの正面の壁には、滞在の手順がサインで簡易的に示されています。
館内のいたるところにサインがあるのですが、これは少ないスタッフで運営していくための工夫のひとつだと考えられます。
外国人の宿泊者が多いので、直感的に理解できるサインを用いて細かな説明を不要にしているのは、グラフィックデザイナーの廣村正彰さんの腕の光るところです。
受付で予約の確認、宿泊費の支払い(クレジットカードの利用可)を済ませると、地下にあるロッカールームへ案内されます。
事前に支払いを済ませていると予約の確認だけで済みます。
館内は男女でエリアが決められていて、エレベーターも男性専用・女性専用の2台に分けられていました。
共用エリアは、1階にあるエントランス・コーヒースタンド・トイレだけです。
サインには表記がありませんが、トイレはすべての階に設けられています。(女性専用エリアは確認できていませんが、おそらく設置されていると思います。)
ロッカールーム
チェックイン時に渡されるQRコード入りのカードをかざすとロック解除されるようになっています。
中にはアメニティがまとめられたバックが入っています。
小型のキャリーバッグとリュックくらいなら収納できるスペースがあります。
大型のキャリーバッグは、フロントに預けるように注意書きがありました。
カプセルポットの近くにあるラックや壁際に置いている宿泊者もいました。
注意
「当ホテルではお荷物の責任を一切負いません」とされているので、荷物の管理は自己責任です。
スリーピングポッド
シングルベット(1m×2m)くらいの大きさで、高さは165cmの筆者が正座をしてちょうどくらいでした。
決して広くはありませんが、狭さを感じるということはなく快適に過ごせます。
カプセルポットへの出入口に設けられているロールカーテンを下ろすと、洞窟の中にいるような感じがします。
口コミなどを見ていると、宇宙船のような雰囲気とよく言われていますが、私が抱いたイメージは穴ぐらでした。
シャワールーム
8室
水曜23時ごろ利用 空いてる
翌朝6時ごろ利用 空いてる
残念ながら、ピカピカでごみひとつ落ちてないとは言えないです。
カプセルホテルの宿命ですが、個室に水廻りが付いている訳ではないので、清掃前のタイミングだと前に使った人の
洗面所
12ボウル
水曜23時ごろ利用 空いてる
翌朝6時ごろ利用 空いてる
ドライヤーとティッシュ、ハンドソープだけが置いてあり、非常にシンプルです。
コーヒースタンド
オレンジ・ジャスミン 爽やかな香り
酸味を感じる
ホテルのカードを提示すれば100円引きしてもらえます。
(チェックアウト後に利用しましたが、お兄さんが紳士に対応してくださりました。)
その他
トイレ 2F:5 1F:5(4・1) B1F:3
ナインアワーズ赤坂の情報
宿泊料金 | ¥4,900〜 |
部屋数 | 168室(男性80・女性88) |
電話番号 | 03-5545-1565 |
チェックイン | 13:00~ |
チェックアウト | ~10:00 |
コーヒースタンド | 8:00〜18:00 |
アクセス | 東京メトロ赤坂駅から徒歩約4分 |
ホームページ | https://ninehours.co.jp/akasaka |
「ナインアワーズ赤坂」は、こんな人におすすめしたいホテルです。
こんな人におすすめ
- 東京の建築を見にきた学生
- 赤坂周辺に出張で来られた方
- 赤坂付近で終電を逃した方