一級建築士の試験ってむずかしいって聞くけど、合格基準点はどれくらいなんだろう?
公式発表されているデータがあれば知りたい。
この記事の内容
- 「学科の試験」の合格基準点
- 「設計製図の試験」の合格基準点
- 合格発表の日程
「学科の試験」の合格基準点
正答数がそのまま得点となり、各科目の得点とその合計である総得点について、それぞれ合格基準点が設けられています。
(各問題:1点、学科Ⅰ及び学科Ⅱ:20点満点、学科Ⅲ及び学科Ⅳ:30点満点、学科Ⅴ:25点満点、合計:125点満点)
学科Ⅰ
(計画)
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学科Ⅱ
(環境・設備)
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学科Ⅲ
(法規)
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学科Ⅳ
(構造)
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学科Ⅴ
(施工)
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総得点
| |
平成30年 | 11 | 11 | 16 | 16 | 13 | 91 |
平成29年 | 11 | 11 | 16 | 16 | 13 | 87 |
平成28年 | 11 | 11 | 16 | 16 | 13 | 90 |
平成27年 | 11 | 10 | 16 | 16 | 13 | 92 |
平成26年 | 11 | 11 | 16 | 16 | 13 | 90 |
平成25年 | 11 | 11 | 16 | 16 | 13 | 92 |
出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター 過去3年分の試験問題等
MEMO
各科目の足切り点は60%、総得点は75%でクリアできる。試験本番では、次のように各科目の目標点数を設定しておきましょう。
学科Ⅰ
(計画)
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学科Ⅱ
(環境・設備)
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学科Ⅲ
(法規)
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学科Ⅳ
(構造)
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学科Ⅴ
(施工)
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総得点
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目標点 | 16 | 16 | 28 | 24 | 20 | 104 |
※力学(構造)は、5/6を目標にします。
科目を問わず80%以上を取れるように得点の底上げをしておくとよいです。
得点源にしておきたい「法規」と「力学(構造)」は90%以上を目指しましょう。
「設計製図の試験」の合格基準点
例年、採点のポイントに「設計条件・要求図面等に対する重大な不適合」として、次のような事項が記載されています。
「要求図面のうち1面以上欠けるもの」、「計画の要点等が完成されていないもの」又は「面積表が完されていないもの」
試験本番では、「要求図面」「計画の要点等」「面積表」を書き切ることを優先しましょう。
「合格者の発表」の日程
合格者の発表日 | |
学科の試験 | 2019年9月10日(火)予定 |
設計製図の試験 | 2019年12月19日(木)予定 |
※最新年度の合格発表の日程は、公益財団法人建築技術教育普及センターから試験日程が公表されたら情報を更新します。
この記事のポイント
- 学科の試験では、各科目80%以上を目標にする
- 得点源にするべき「法規」と「力学(構造)」は90%以上を取れるようにする
- 設計製図の試験では、「要求図面」「計画の要点等」「面積表」を書き切ることを優先する