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仕事をしながら一級建築士を目指すのはつらい【現役建築士が語る真実】

DOLLY

仕事をしながら一級建築士の試験勉強をするのは本当につらいです…

あえてマイナス面を伝えるのには訳がありまして、この事実と早めに向き合っておいたほうがいい理由があるからです。

この記事の内容
  • 資格取得までが長い
  • 自由な時間が減る
  • まとまった軍資金が必要
  • 仕事にプラスにならない部分も

不穏なタイトルをつけましたが、「仕事をしながら一級建築士を目指すつらさ」というマイナス面をあえて伝えるのには理由があります。

それは、一級建築士の資格取得を目指している人に向けたコンテンツで、ポジティブなことしか言及されていないことに疑問を覚えたからです。

難関資格だと言われるからには、資格を取得するまでに大変な苦労があることは想像できるでしょう。

実際にどんなことが大変なのかを知っておくと、事前に対策することもできます。

苦労することやどうしても必要になるものを知っておくことで、一級建築士の試験を受けるための「心がまえ」や「事前の対策」について考えるキッカケにしてもらえればと思います。

 

 

※ 2 分ほどで記事は読み終わります。

資格取得までが長い

公益財団法人 建築技術教育普及センターが公表している平成29年度の試験日程では、4月の上旬に受験申込受付がはじまり、12月の下旬に製図試験の合格発表があります。

8ヶ月以上かかることになりますが、これでも期間としては短いほうです。

私が在籍している資格学校では、前年の11月から授業がはじまるので、実質1年以上ものあいだ資格試験に取りくむことになります。

市販の参考書で独学をしたり、通信教材を利用したりすれば、勉強期間を短縮できるかもしれませんが、勉強する「習慣の形成」「意志のつよさ」が必要になります。

 

いずれにしても、長期間におよぶ闘いになることは避けられないです。

メモ
1年近くものあいだ、資格試験に取りくむことを覚悟する

自由な時間が減る

建築士の試験は、一級・二級・木造にかかわらず、「学科の試験」と「製図試験」を受けなければいけません。

 

一級建築士の「学科試験」は、5科目にわかれており幅広い知識が求められます。

合計点だけではなく、各科目の得点にも「足切り」と呼ばれる合格基準点があるので、「不得意な科目はすてて、得意な科目で勝負をする」という作戦がとれません。

全科目をまんべんなく勉強するために、たくさんの勉強時間を確保しなければいけません。

 

「製図試験」の試験時間は、6時間30分もの長時間におよびます。

もちろん、勉強のときにも本番を想定した製図の練習をする訳ですが、平日の仕事おわりに取りくむのはなかなかむずかしいです。

土日や祝日に遊びにいきたい気持ちをおさえて、勉強をするのは本当につらいです。

 

時間の節約や、スキマ時間の活用など、時間を確保するための努力が必要です。

いま私は、残業をしなくてもよい環境づくりをすすめているところです。

メモ
自由な時間をすこしでも残すために、時間のつかい方を工夫しよう

まとまった軍資金が必要

一級建築士の試験を受けるためには、おかねがたくさん必要になります。

テキスト代製図用具代受験手数料模擬試験の受験料製図添削のための手数料

ざっと思い浮かぶだけでもこれだけ出てきますが、さらに追い打ちをかけるようにそれぞれにかかる費用も高く、数千円〜数万円なんてザラです。

まして、資格学校にかようともなれば、数十万円単位のまとまったおかねを支払うことになります。

 

試験勉強をはじめる頃になると、どんどんおかねが必要になってくるので、それまでに貯金をしておいたほうがよいです。

最近は、「貯金をせずに自分に投資しよう」という傾向がありますが、「将来の自分への投資」だと考えて、まとまった軍資金を確保しておきましょう。

メモ
将来の自分のために貯金をして、まとまった軍資金を確保しておく

仕事にプラスにならない部分も

「これって、実際の仕事にあんまり役に立たない気がするけど?」

設計事務所ではたらきながら、建築士の資格試験の勉強をしていると、こういう風にかんじるときがあります。

 

試験内容は、建築士という職務に沿うようにつくられていますが、試験である以上はアカデミックな知識も求められます。

仕事をしながらだと、どうしても「仕事につかえない知識」はムダだと考えてしまいがちですが、この点については「あくまても資格試験のための勉強だから、資格を取ったら忘れてもいい」くらいの気持ちで割りきってしまいましょう。

(ひとつだけ本当にムダだなと思うのは、製図試験がいまだにアナログであることです。製図板やドラフターで設計図書をかいているのは、ほとんどが年配の建築士で、今の世代の建築士はパソコンでCADをつかうのが一般的です。)

 

もちろん、仕事に役立つ知識も学べるので、そういう内容についてはよく理解しておくといいと思います。

特に、設計の仕事をしている場合は、「施工」の知識はどんどん吸収してください。

現場のことがわかっていないと、おさまっていない図面を引いてしまうことがあるので、試験勉強のなかで「知識」を取りいれ、現場を見にいって経験」として身につけましょう。

メモ
資格試験の勉強には、割りきることも必要になってくる

この記事のポイント
  • 1年近くものあいだ、資格試験に取りくむことを覚悟する
  • 自由な時間がほしければ、時間のつかい方を工夫しよう
  • まとまった軍資金を確保しておく
  • 仕事と資格試験のちがいを割りきることも必要

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