- 過去のインテリアコーディネーター資格試験の合格率
- 試験合格者のデータ【男女・年齢・地域・業種】
- 合格基準点は公表されていない【一次試験は70〜75%説が濃厚】
インテリアコーディネーター資格試験は未経験者にも人気がある資格です。
今までインテリアの勉強をしたことがない方は、どれくらい難しい試験なのか分からなくて不安かもしれません。
すこしでもその不安を解消するために、公式発表されている試験データと一般的に予測されている合格点を知っておきましょう。
合格ラインに到達するための目標もお伝えするので、ぜひ最後まで読んでください。
※3分ほどで記事は読み終わります。3分後には、インテリアコーディネーター資格試験の合格ラインが分かっています。
過去のインテリアコーディネーター資格試験の合格率
インテリアコーディネーター資格試験の合格率は 25 %前後です。受験者のおよそ 4 人に 1 人が合格する計算になります。
この数字を見たら尻込みするかもしれませんが、ちゃんと勉強すればそれほど難しい試験ではありません。
試験別の合格率も公表されています。一次試験がおよそ 30 %、二次試験がおよそ 60 %の合格率です。
合格率 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 |
一次試験 | 29.7% | 29.2% | 30.7% | 31.0% |
二次試験 | 63.2% | 60.4% | 60.4% | 56.5% |
試験合格者のデータ【男女・年齢・地域・業種】
インテリア産業協会が公表している試験データでは、4 つのカテゴリーで合格者についてのデータをまとめています。
男女別の合格者推移(過去 4 年)
インテリアコーディネーターは女性に人気がある資格です。例年、男性と比べるとおよそ 3 倍もの方が合格しています。
合格者の男女別年齢構成(前年比)
男女とも 30 代の方がもっとも合格しています。( 24 歳以下はひとくくりにされているので、20 代については正確な情報がありません。)
30 代の次には、女性は 25 〜 29 歳、男性は 40 代の方が合格者数が多いという傾向があります。
地域別の合格者数(前年比)
例年、関東・関西の合格者数が多いですが、これは単に受験者数が多い地域だからだと思われます。
こちらのデータについてはそれほど気にしなくてよいでしょう。
業種別の合格者数(前年比)
業種別の合格者数は毎年おなじような比率になっています。
「施工」分野が一番なのは意外かもしれませんが、自社で設計をしている工務店などは施主と直接関わる機会が多いので資格取得を推奨しているのかもしれません。
2 番目は「デザイン・設計」分野で、次いで「主婦」や「学生」が上位にいます。実務経験がなくても試験に合格できるという証拠なので、安心して受験することができますね。
合格基準点は公表されていない【一次試験は70〜75%説が濃厚】
インテリアコーディネーター資格試験では、合格基準点・採点の結果などは公表されません。
しかし、通信講座や資格学校の受講生のデータから計算したものによると、一次試験の合格ラインは総得点の 70 ~ 75 %だと言われています。
二次試験のプレゼンテーションと論文については、出題形式から「絶対的な解答」はないのであくまでも一般的なものとして模範解答が準備されているはずです。
その模範解答から大きくかけ離れないものを合格としていると思われます。(おそらく減点方式でふるいにかけたあとで、合格率が大きく変動しない範囲で調整しているのではないかと想像します。)
以上の内容から、試験の目標を、
- 一次試験:総得点の 80 %
- 二次試験:すべての課題で与条件を満たした回答(最低限)+ キレイな図面・明快な文章
に設定して勉強すると合格ラインを越えられるはずです。
- インテリアコーディネーター資格試験の合格率は 25 %前後
- 女性に人気のある資格なので、合格者数も女性(特に 30 代)が多い
- 主婦や学生の合格者が一定数いるのは、実務経験がなくても試験に合格できる証拠
- 一次試験の合格ラインは総得点の 70 ~ 75 %
- 二次試験の合格ラインは、すべての課題で与条件を満たした解答が必要最低限