DOLLY
- 「お金の正体」と「お金を稼ぐこと」
- 3種類の「お金の使い方」のバランスをとる
- 『働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義』の紹介
『働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義』では、「お金の原理原則」を学ぶことができます。
数ある学びの中でも「お金の原理原則」についての学びは、その後の人生に大きな影響を与えるパワーを持っています。
それなのに、学校で「お金」について教えてもらうことはなく、社会に出てからも自発的に勉強しなければ知識を得ることはできません。
「お金の原理原則」を学んで、これからの人生をすこしでもプラスに持っていきたいと思っている方は、ぜひこの本を読んでみてください。
※この記事は5分ほどで読めます。5分後には、『働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義』を読みたくなっているはずです。(読了時間の目安は6分となっていますが、記事後半にまとめた本書の目次はサッと読むことができます。)
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「お金の正体」と「お金を稼ぐこと」
あなたは「お金の正体」を知っていますか?
学校では、「お金」というシステムが誕生した背景をふまえて、お金には3つの役割があると教えられたのではないでしょうか。
- 価値の交換手段
- 価値の貯蔵
- 価値の尺度
ここでの詳しい説明は省略しますが、注目すべきは【①価値の交換手段】です。
そこに「お金の正体」を知るためのヒントがあります。
「お金の正体」とは、世の中に生み出した価値
特に、20代の働きはじめたばかりの人が知っておくべきなのは、「価値の交換手段」としてのお金の役割です。
あなたが何か商品を買ったり、サービスを受けたりしたときには、その対価としてお金を払いますよね?
これは、「商品やサービスの価値」と「お金」を等しい価値で交換していると言えます。
それでは、あなたが働いてもらう給与(お金)は、何と交換されているのでしょう?
「労働」の対価だと考えたのであれば、それは間違いです。
ここで交換されているのは、労働によってあなたが生み出した「価値」です。
本当は、ただ労働しただけでは給与をもらってはいけません。
シビアなことを言うと、価値を生み出していないのにお金が与えられるのはおかしいのです。
もしかしたら、あなたはいま、会社に所属しているから給与をもらっていると思っているかもしれません。
しかし、本質的にはそうではなく、価値を生み出しているからこそ、お金をもらえるのです。
「お金を稼ぐ」ことで、「自由」という人生の選択権が得られる
お金には「ストック」と「フロー」の関係があります。
具体的に考えると、あなたがもらう給与は「蛇口から出る水」、銀行に預けている預金が「水槽の水」、日々の生活で使うお金が「こぼれていくお金」ということになります。
お金を稼ぐというのは、一言で言えば能力です。
自分がある分野において高い能力がある、もしくは深い知識があるとき、蛇口から水が出てきます。それが人よりも優れていたり、めずらしい分野だったら、より多くの水が出てくる、というわけです。出典:働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義 266ページ
能力があるということは、人材としての市場価値があるということ。
現在の職場に不満があったり、新たなステージで成長したかったら、転職を考えるはずです。
そのときに、能力があれば転職先を選べるという「自由」が手に入ります。
また、例えば専業主婦(主夫)が離婚をして、再就職しようとするときも同じようなことが言えます。
これといった能力のない人より、はるかに希望する仕事が見つかる可能性は高いでしょう。
- 今の会社の待遇以上の働きをしているから、他の会社に転職するチャレンジができる
- いつでも再就職できるから、仕事を辞めるという選択肢を選べる
- お金を稼ぐ能力があるから、高価な食事や買い物をしたり、すきなときに海外旅行に行ったりできる
つまり、能力(お金)があることで、「自由」という人生の選択権を得ることができるのです。
3種類の「お金の使い方」のバランスをとる
お金には、3種類の使い方があります。
- 消費:生活するために必要な出費
- 浪費:贅沢を楽しむための出費
- 投資:お金を増やすための出費
本書とは関係ありませんが、両さん(Twitterアカウント:@freelife_blog)という方のツイートが分かりやすいです。
消費、浪費、投資の違いを知ろう。
違いを知って判断出来る人ほど暮らしが豊かになるで^_^浪費にばかり使って今さえ良ければな生き方はツケが必ず回ってくる。
かと言って我慢ばかりして心が寂しくなり死ぬ時に1番お金持ちになっても仕方ない。要は収入と支出のバランスが大切やな^_^ pic.twitter.com/ZOld2KfoKX
— 両@リベ大 学長 (@freelife_blog) June 15, 2019
『働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義』では、第2講「使う」編で消費と浪費について、第4講「殖やす」編で投資についてふれています。
両さんのツイートと同じように、本書でも浪費は絶対悪ではないと言っています。
「ラテ・マネー(毎日使うちょっとしたお金)」を例にあげ、浪費についての考えが書かれていますが、著者の出口氏は、自分の満足度が高くなるように、自由にお金を使えばいいというスタンスです。
大切なのは、世間が「いい使い方だ」と思うことではなく、自分の価値観を知り、どのように使えば自分はハッピーになれるのかを知ること。
出典:働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義 90ページ
消費は減らすことはできても無くすことはできませんし、浪費もハッピーになるためには必要不可欠。
これからの時代、投資(資産運用)は必須になってきます。
つまり、3種類の「お金の使い方」のバランスをとることが大切だということです。
『働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義』の紹介
どのようにお金とつきあえば、一生お金に振り回されず、楽しく自由に生きていけるのか?
その答えを、本書をとおしてみなさんにお伝えしていきます。出典:働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義 はじめに 5ページ
本書で学ぶことができるのは、「お金の原理原則」です。
「お金の原理原則」とは、貯蓄の目安や方法、投資すべき銘柄など、小手先のノウハウではありません。
結婚したり、子どもが生まれたりして、ライフステージが変わっても使える、一生モノの運転免許証のようなものです。
本書の構成
『働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義』は、タイトルにもあるように5つの講義のスタイルを取っています。
- 第1講「知る」編 なぜ、お金には不安ばかりがつきまとうのか?
- 第2講「使う」編 幸福かどうかを決めるのは貯蓄額ではない
- 第3講「貯める」編 不安は貯めることへの執着から生まれる
- 第4講「殖やす」編 希望は長期投資から育まれる
- 第5講「稼ぐ」編 働き続けるからこそ自由になれる
第1講から順番に読み進めていくとよいですが、集中して読んでほしいのは第4講「殖やす」編です。
投資はお金をたくさん持っている人がやるものだと思いがちですが、現在は少額からでも始められる投資商品がそろっています。
私も実際に少額から始めましたが、経験して初めて学べることがありました。
本書でもふれていますが、「長期投資」がポイントなので、時間の利がある若い人ほど投資をやってみるべきです。
下記に、5つの特別講義のトピック(本書の目次)をまとめました。
本書の核となる内容は、黄色のマーカーが入っているものに書かれています。
第1講「知る」編 なぜ、お金には不安ばかりがつきまとうのか?
- お金の不安はじつは「思い込み」だった!
- 日本って借金ばかり増えているらしいけれど大丈夫?
- お金の正体ってなんだ?
- 不公平をなくすためのたった2つの方法
- 払った額の2倍もらえる年金は、損か
- 「世代間格差」にとらわれすぎると不安になる
- 政府は結局、何をしてくれるのか
- 「負担が給付」の大原則
- 「不安お化け」を撃退しよう!
第2講「使う」編 幸福かどうかを決めるのは貯蓄額ではない
- 知っておくべきセオリーは「財産三分法」だけ
- バブルおじさんにだまされるな!
- 出口流・楽しくお金を使うためのルール
- 嫌われ者の「ラテ・マネー」は悪くない
- 日用品への「いい使い方」は「スタイル」があること
- 20代の「いましかできないこと」に使う
- 大切なのは「調査」と「比較」
- 若者の○○離れの正体
- マイホーム神話にだまされるな!
- 借金ってしてもいいの?
- 「高度成長」時代の文化に惑わされるな!
- 一世を風靡した専業主婦文化
- 人生もお金も「プラン」を立てないほうがいい
第3講「貯める」編 不安は貯めることへの執着から生まれる
- 本当のその「貯蓄」は必要か?
- まずは貯蓄額を決めよう!
- 将来のためにいくら貯めておけばいい?
- 保険は保険、貯蓄は貯蓄
- 保険の大原則は「掛け捨て」?
- 20代にオススメの保険は、これ!
- ライフステージ別に考える保険
- 時代にあった「必要な保険」を選ぼう
- 親の介護費用はいくら用意しておけばいいの?
- 相続はこの3つだけを確認しておけば安心!
第4講「殖やす」編 希望は長期投資から育まれる
- なぜ、投資が必要なのか?
- 自分への投資で最大のリターンを
- 自分に投資すれば、人生の選択肢が増える
- 投資の「3つの心得」
- 投資信託からはじめよう
- 投資信託のイロハー国内編
- 投資信託のイロハ ー海外編
- 新興国に投資すれば、必ず儲かるのか
- 知らないと損をする「ドル・コスト平均法」
- 投資信託の簡単な選び方
- 日本の「いい会社」に投資したいなら
- 個別の株式は「バーテンダー理論」で買う!
第5講「稼ぐ」編 働き続けるからこそ自由になれる
- 若者は「金の卵」である
- やりがいのある仕事、やりたい仕事
- 一生働いて「フロー」を止めない生き方
- 新入社員でも業績次第で年収500万円に
- タイムラグのメリットを使おう
- ブラック企業からは夜逃げせよ!
- お金を稼ぐとは?
- どん詰まりの生活から抜け出るために
- 政治家なんてろくでなしばっかり
- もう選挙で迷わない!メディアの上手な使い方
著者「出口 治明」について
ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長兼CEO。1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。2013年6月より現職。主な著書に「生命保険入門 新版」(岩波書店)、「直球勝負の会社」(ダイヤモンド社)、「生命保険とのつき合い方」(岩波新書)など多数。
出典:働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義 著者紹介
- 「お金の原理原則」についての学びは、その後の人生に大きな影響を与える
- 「お金の正体」とは、世の中に生み出した価値
- 「お金を稼ぐ」ことで、「自由」という人生の選択権が得られる
- 3種類の「お金の使い方」のバランスをとることが大切
この本を読んだことで、私のマネーリテラシーは大きく変わりました。
年収を上げるために仕事への取り組み方をあらため、実際のその努力は実っているので、人生がすこしプラスの方向に動いているのを実感しています。
「お金の原理原則」を学んで、これからの人生を変えたいと思っているのであれば、『働く君に伝えたい「お金」の教養 人生を変える5つの特別講義』を読んでみるべきです。
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